ツンツン攻撃家庭教師

 

こんにちは。hanaです🐥

 

 

今回は中学生のときに勉強を教えに来てくださっていた、なにかとボールペンで横っ腹をツンツンしてくる家庭教師のお話をしたいと思います。

 

 

*家庭教師を雇う

 

 

この方は頭のいい大学に通っている大学生で、

当時中学生の頭の悪い私に母が高い月謝を払って家庭教師を雇ってくれました。

 

家庭教師の時間は部屋でふたりきりで授業をします。

 

約3年間、週に1回ずつ通っていただいたのでそれなりに頻繁に会っていました。

 

 

*性的な興味

 

 

 

「自分は性体験をしたことがないので、そういうことに興味がある」

「そういうことを友達同士で話したりするの?」

 

いわゆる下ネタをコソコソ聞いてきたり、

いつからか問題を間違えると横っ腹をボールペンでツンツンされるようになりました。

 

最終的にはボールペンではなく指で急にグッと押されて、反射的にビクッとなっていました。

 

お腹に触られるし痛いので、私はそれがすごく嫌だったのですが、宿題をちゃんとしなかったり、答えを頻繁に間違えるので、なにも言えませんでした。

 

 

 

 

*キスしてくれたら許す事件

 

 

中学3年生のときに先生をものすごく怒らせたことがあって、

「もう許さない。君の親御さんにも僕は辞めると言う。

僕は困らないよ。

君はこの時期からまた新しく塾でもなんでも探さなきゃいけなくなるけど、困るのは君。」

 

私がなにも言えないでいると、しばらく経ってから考えが変わったのか

 

「君が僕にキスしてくれるなら許すって言ったらどうする?」

 

と言われました。

 

私はツンツン攻撃や、普段の言動からだんだん先生に不信感が募り、この頃には嫌いだったので

 

答えは絶対したくない。一択でした。

 

今思えばセクハラ案件だと思いますが、頭が悪かったので、先生に辞められたら親に迷惑がかかる。どうしよう。という思考しかなかったです。

 

前にもなにかやらかして怒られたときは、

反省として手作りの料理を披露する。

という条件で許してくれましたが、

 

今回は料理じゃ満足できない。

 

と言って言われたのが、キスをする。でした。

 

私が嫌がったので、「じゃあハグでいいよ」とハグに変更してきましたが、近寄るのも嫌だったので、全力で拒否。

 

悔しくて涙が出てしまい、その涙を見てなにか勘違いしたのか、涙を拭おうと手を出してきたので、椅子から立ち上がり拒否。

 

勉強時間いっぱいに使った長い長い戦いでしたが、

やがて先生が頭をポンポンしながら

 

「今日のところは君を許すよ」

 

と言い放ち、終幕しました。

 

私は怒られると黙ってしまうので、ほぼ先生しか喋っていませんが、喋り方は本当にこんな感じです。

 

君、僕、親御さん。

 

 

 

 

*先生の特徴

 

 

先生はいわゆる THE オタクで、話し出すと早口になって変な笑い方をする陰キャって感じでした。

 

・メガネ

・ファー付きフードの付いたカーキのモッズコート

・中央に四角で囲って絵が書いてあるタイプのロンT

・迷彩柄のポケットが大量に付いているパンツ

・ブルガリだか匂いが強い香水

クロムハーツの指輪やクロスのネックレス

 

といった特徴の、おしゃれに気を配るタイプのオタクです。

 

私も人のことはとやかく言えませんが、大抵こんな感じでした。

 

 

 

 

*家庭教師からの解放

 

 

受験に合格したとき、電話報告して契約終了となりました。

 

そのあと電話で告白されましたが、お断りしました。

 

「僕は今まで振ったことはあっても、振られたことはない」

 

名言をおっしゃってました。

 

その何日か後、

 

「高校で使える参考書を渡す代わりにデートして欲しい」

 

「参考書を渡すついでにうちに来てくれれば、これからも勉強を教える」

 

もともと受験中に渡す約束をしていたのに、

 

「参考書を買った代金のことを考えると安くはないし、君に渡すのを惜しくなった」

 

と言っていました。

 

受験前に合格したら制服姿を見せる約束でしたが、性的な目で見られるのが気持ち悪くてしょうがなかったので、一切の連絡を無視しました。

 

手作りご飯のこともなにも言われなかったので、作ってないです。

 

 

先生と最後に会ったのは、先生のための食事会なるものを母が企画したときです。

 

受験が終わって1週間経つか経たないかのある日、ちょっとお高めなレストランにて久々に先生に会いました。

 

(受験中はほとんど毎日家に来てもらっていました)

 

食事中は親と会話するので、私は話した記憶がありませんが、態度の悪い私に親が見兼ねて促される形でお礼を言ったと思います。

 

 

食事代を出したのに、母がお気持ちのお金を渡していて、先生にこんな料理はもったいない。お金も渡すなんて信じられない!

 

と当時は思いましたが、志望校に落ちて、2次募集の私立に合格するまで面倒を見てもらって、人の時間を奪っておいてあんまりな態度だと思います、、

 

 

 

だいぶ年月が過ぎて1度だけ横断歩道ですれ違いましたが、向こうは気づかなかったです。

 

 

 

 

*家庭教師を雇ってみて

 

 

私は思考するのがゆっくりなので、塾みたいに多対一だと付いて行けなかったと思います。

 

なので家庭教師という手段は私に合っていましたが、こんなにも嫌うことになるとは思っていませんでした。

 

先生の前にもうひとり別の家庭教師をお試ししたのですが、テキストだけ買わせる詐欺師の方だったようで、その後にきた先生は母の信頼を勝ち取りました。

 

先生いわく、先生の所属していたところもズサンな管理体制だったらしいのですが、自分で計算して正当な額で報酬を頂いていると言っていました。

 

 

 

 

*問題の多い生徒

 

 

先生のことばかり責めていますが、

私も問題の多い生徒でした。

 

 

 

宿題をしなかったり、

居留守を使ったり(1回寝たふりをして家に帰した)、 プリントをなくしたり、

プリントを捨てたり、

家出をした日が家庭教師の日と被って迷惑をかけたため、親に土下座させられる生徒を見せられたり、、

 

ご迷惑もいろいろおかけしました。

 

 

 

*先生の努力

 

 

大学に通いながら作ってくれた自作のプリントはいつも難しかったけど、

当時の先生と同じ年齢になったとしてもそんなことできないですし、

わざわざ参考書を選んで買ってきてくれたり、

話していて楽しいこともあったかと思います。

 

 

 

受験期間中、夜中まで勉強に付き合ってくれて

 

(その頃には先生の私に対する下心を利用して、だいぶマウント取れるようになって、嫌なことははっきりと言っていました。)

 

2次募集の私立に受かったのは先生のおかげです。

 

 

*親から見た家庭教師

 

 

親から見た先生は真面目で誠実な良い先生だったと思います。

 

頭が良くて口が上手いですし、母は気に入っていました。

 

先生に対してあまりにも酷い態度を取るため、

「恩を仇で返すな」

と怒られましたが、

親の言うことも無視して

先生とは音信不通になりました。

 

 

 

*まとめ

 

ツンツン攻撃は私にとってトラウマとなりましたが、私の拒否出来ない態度を見て付け上がってしまったのかな、と思います。

 

今では考えられませんが。

 

ご迷惑も散々お掛けしましたが、お互い様だなんて思ってないです。

22歳の大人に分類される人間が、未成年の、判断能力のない中学生に対してしていいことではないと、今でも思っています。

 

しかし、今までありがとうございました。

 

きっと良い人生を歩んでいると勝手に思っております。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました😌🙏✨